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過去ログ[15]

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[7974] <転>2句目の治定 投稿者:秀四郎 投稿日:2023/06/27(Tue) 13:39
起 海恋ひの詩かや秩父冬祭     宇咲冬男

承 転校の三年二組春の雪      たま
   得意の技は一本背負い     春一番
  逞しき腕に頬を埋める閨     影法師
   涙乾きし白き便箋       たま
  今日は吉スマホ頼りにイギリスへ たま
   戴冠式の後の街角       達三
転 侵攻の廃墟の上に旱月      達三

□講評
<転>2句目に次の5句が付きました。

1.餌を求めて鳩は羽ばたく   たま
2.キャタピラが踏む酒の空き缶 たま
3.レトルトカレー点滴ヒントに たま
4.無縁仏に経を読む僧     影法師
5.世の行く末をAIに聞く    達三

1.は戦争で廃墟となった前句に対して、平和の象徴である鳩を羽ばたかせています。治定候補。2.はまだ前句に引きずられていて戦車を出しました。また酒の空き缶では酒が出たことにはなりません。3.はこの句の後に減菌方法とありましたが、今一つ意味を掴み兼ねました。4.はまだ出ていない釈教の句です。戦争で亡くなった方の弔いをしたという句にしています。治定候補。5.は今はやりの人工知能でしょうか。戦争で廃墟になった景を見据えて人工知能にこの先を聞いています。治定候補。

□治定
今回は、治定候補の中から5.と思いましたが、達三さんはすでに前2句の治定があるので、次点として4.の影法師さんの句をいただきます。

□<転>3句目のヒント
 <転>3句目は秋の長句です。更に転じて、まだ出ていない無常、妖怪、科学、酒、夢、動物等を含めて詠んでください。

□次回の締切予定
 次回の締切は7月14日辺りを予定しております。


起首 令和4年11月30日
十八韻順候式雪月花
「海恋ひの」の巻  

起 海恋ひの詩かや秩父冬祭     宇咲冬男
   眠る山々叫ぶ人々       影法師
  待望のリニア新線開業に     たま
   木の芽膨らむ細き旧道     達三
承 転校の三年二組春の雪      たま
   得意の技は一本背負い     春一番
  逞しき腕に頬を埋める閨     影法師
   涙乾きし白き便箋       たま
  今日は吉スマホ頼りにイギリスへ たま
   戴冠式の後の街角       達三
転 侵攻の廃墟の上に旱月      達三
   無縁仏に経を読む僧      影法師
[7974へのレス] Re: <転>2句目の治定 投稿者:影法師 投稿日:2023/06/28(Wed) 10:56
散骨も森林葬もそぞろ寒

転の2句目の句の治定をいただき有難うございました。引き続きよろしくお願いいたします。
[7974へのレス] Re: <転>2句目の治定 投稿者:たま 投稿日:2023/06/29(Thu) 14:56
秋の果てヤマタノオロチ川渡る
[7974へのレス] Re: <転>2句目の治定 投稿者:たま 投稿日:2023/07/02(Sun) 05:26
柿の実を落とす猿たち拾う猿
[7974へのレス] Re: <転>2句目の治定 投稿者:たま 投稿日:2023/07/02(Sun) 05:31
猪の縦横無尽里の村
[7974へのレス] Re: <転>2句目の治定 投稿者:達三 投稿日:2023/07/05(Wed) 13:13
対話型AIが詠む秋の海
[7974へのレス] Re: <転>2句目の治定 投稿者: 投稿日:2023/07/14(Fri) 21:00
とんぼうの止まる矢来は倒れかけ

はじめまして。初心者ですがよろしくお願いします。

[7965] <転>1句目の治定 投稿者:秀四郎 投稿日:2023/06/08(Thu) 09:07
起 海恋ひの詩かや秩父冬祭     宇咲冬男

承 転校の三年二組春の雪      たま
   得意の技は一本背負い     春一番
  逞しき腕に頬を埋める閨     影法師
   涙乾きし白き便箋       たま
  今日は吉スマホ頼りにイギリスへ たま
   戴冠式の後の街角       達三

□講評
 <転>1句目に次の5句が付きました。なお、たまさんの薔薇の月の句は 訂正が多かったので最後の句を最終的な付けと判断しました。

1.侵攻の廃墟の上に旱月     達三
2.散る薔薇の気高さ月と語らいて たま
3.独り部屋背負うででむし月の影 たま
4.親子孫揃う縁側夏の月     影法師
5.中継車降り缶ビール飲む月夜  春一番

 1.は戴冠式から現在ロシアが進行し、泥沼化しているウクライナを思い浮かべた無常の月の句です。治定候補。2.はヨーロッパンで栽培が盛んな薔薇という夏の季語を出した句ですが、前句の戴冠式の高貴な式典に良く付きます。治定候補。3.は前句の戴冠式が街路をパレードしたと考えれば戸外から家の中に入ったとして転じになりますが、付け味がもう一つという印象を受けました。4.は前句の戴冠式を親から子への王位の継承であることに掛けて、親子三代を出しています。治定候補。5.は戴冠式をTV中継していたと見なして、終わった後にクルーがご苦労様とビールを飲みながら月を眺めたという句です。但し、面変わりですので、あまり前句に付く句は面変わりの意味が薄れます。

□治定
 今回はお目出度い戴冠式から一転して無常の月を出し、次の展開に持ち込んだ達三さんの句を、二句続けての治定となりますがいただくことといたします。

□<転>2句目のヒント
 <転>2句目は雑の短句で、科学や酒、夢、動物、釈教等未だ出ていない事象を付けてください。

□次回の締切予定
 次回の締切予定は6月26日あたりとさせていただきます。



起首 令和4年11月30日
十八韻順候式雪月花
「海恋ひの」の巻  

起 海恋ひの詩かや秩父冬祭     宇咲冬男
   眠る山々叫ぶ人々       影法師
  待望のリニア新線開業に     たま
   木の芽膨らむ細き旧道     達三
承 転校の三年二組春の雪      たま
   得意の技は一本背負い     春一番
  逞しき腕に頬を埋める閨     影法師
   涙乾きし白き便箋       たま
  今日は吉スマホ頼りにイギリスへ たま
   戴冠式の後の街角       達三
転 侵攻の廃墟の上に旱月      達三
[7965へのレス] Re: <転>1句目の治定 投稿者:たま 投稿日:2023/06/08(Thu) 16:52
餌を求めて鳩は羽ばたく
[7965へのレス] Re: <転>1句目の治定 投稿者:たま 投稿日:2023/06/08(Thu) 17:00
キャタピラが踏む酒の空き缶
[7965へのレス] Re: <転>1句目の治定 投稿者:たま 投稿日:2023/06/20(Tue) 20:23
レトルトカレー点滴ヒントに
滅菌方法
[7965へのレス] Re: <転>1句目の治定 投稿者:影法師 投稿日:2023/06/26(Mon) 09:19
無縁仏に経を読む僧
[7965へのレス] Re: <転>1句目の治定 投稿者:達三 投稿日:2023/06/27(Tue) 08:17
世の行く末をAIに聞く

転1句目の句では治定をいただき有難うございました。また投句が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。