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『あした季寄せ-連句必携-』
 “あした”創立三十五周年記念
  2003年(平成15年) あしたの会 刊。

 『あした季寄せ-連句必携-』の刊行が企画されたのは六年前であった。あしたの会創立記念事業に、あしたの会の全連衆の代表句を“季寄せのアンソロジー”として刊行しようという計画だった。しかし、「あした」のもう一つの結社の目標は「現代連句の実践・普及」である。季寄せを編むなら、連句の席で“この一冊”を持参すれば、誰でも座に入って、季語探しや、その季語が三春なのか、初夏なのか、仲秋なのか、晩冬なのかが、簡単に解るよう、四季の季語を徹底的に洗い直して、二十四節季を基準にした季語の配列をし、天文・時候などの分類も明確化することになった。
─本書あとがきより─

宇咲冬男の連句の入門書    No1



『連句の楽しみ』
 暉峻康隆(てるおかやすたか)・宇咲冬男共著
1984年(昭和59年)桐原書店刊。

 この本は早稲田大学名誉教授で“桐雨”の雅号を持つ暉峻康隆先生とハガキのやりとりで巻いていた連句が、とても面白い───若い人達への連句の普及書にしたい───という編集者の要望で出版されました。
 全国の主要図書館にあり、絶版本。
 
 

宇咲冬男の連句の入門書    No2



『連句のすすめ』 暉峻康隆・宇咲冬男 共著
1991年(平成3年)桐原書店刊。

 この本は、前に出た『連句の楽しみ』の姉妹編として出版されました。今回は宇咲冬男が亭主となり、西行ゆかりの大磯の鴫立庵(しぎたつあん)で巻かれた新年の連句興行がNHK3チャンネルで3日間にわたり放映されたものも収められました。
今は絶版。
 
 

宇咲冬男の連句の入門書    No3



『現代の連句―実作ノート』 宇咲冬男 著
1997年(平成9年)飯塚書店刊。

 この本は、連句の一番短い形式の“前句付け”───2人でつくる連句の実作例をはじめ、“恋の座”“月の座”“花の座”など連句の付け運びの基本練習が誌上で出来るように書かれました。そして、連句の付け運びの実作1157句・24篇と、連句作品7歌仙と半歌仙2巻が解説つきで詳しく収められています。
 好評発売中。